「椎茸のパテ・アン・クルート」のレシピ

椎茸のパテ・アン・クルート

濃厚なしいたけのパテをバター風味のシュー生地で包んだ、肉を使わない究極のクリスマス料理です。誰もが喜ぶ華やかな一品。

一晩かけてじっくりと戻した椎茸を、乾煎りしたくるみと香り高いフレッシュハーブを加えたクリーミーなパテに仕上げました。バター風味の薄片状のパイ生地で包んで焼けば、一気に高級感が増します。

レシピ＆写真：ハンナ・カミンスキー

水戻しした椎茸の水気を十分に切り、粗みじん切りにします。戻し汁は別のレシピ用に取っておきます。

大きめフライパンにオリーブオイルを入れ中火で加熱します。玉ねぎとニンニクを加えうす茶色になるまで約4～5分炒めます

くるみを半分の量、椎茸、セージ、タイム、塩、こしょうを加え、さらに香りが立つまで2分ほど加熱します。

フライパンの底についたおこげをかき集めながら、赤ワインで煮溶かし水分がほとんどなくなるまで2～3分ゆっくりと煮込みます。

フライパンのものをフードプロセッサーに移します。ニュートリショナルイースト、しょうゆ、ビネガーを加えます。

完全には滑らかにならない程度に、よく混ざり合ってクリーミーになるまで回します。

パテをフードプロセッサーから取り出して残りの刻んだクルミを混ぜて冷まします。

このままパンにつけて食べても美味しいです。

盛り付ける準備ができたら、オーブンを190度に予熱します。クッキングシートの上にパイ生地を置きます。パイ生地は必要に応じて2枚並べて長さを調整してください。

パテをパイ生地の中央に盛り、5cm幅で背の高いパンの形にします。パイ生地の両端に4cmの空白をあけておきます。

包丁かキッチンハサミを使って、パテの両側のパイ生地に約1.5cm間隔で斜めに切り込みを入れます。

最初に上下を中央に向けて折り返し、次にサイドの帯を交互に折り返して、編み込みのようにします。

必要に応じて生地を引っ張ってパテを包み込むようにし、両端を挟んで固定します。

慎重に天板に移し、豆の煮汁を塗ります。(または細かく砕いたチアシードを大さじ1杯と水大さじ3杯を混ぜて10分置いたもの)

オーブンの中央で40～45分、途中でシートを回しながら焼きます。生地が膨らみ、全体的にキツネ色になるまで焼きます。

5分ほど冷やしてからスライスします。鋭利な包丁を使って、下に向かってゆっくりと力を入れながら、のこぎりのように切ります。

まっすぐ下に向けて切ると、具が横に飛び出してしまうので注意します。温かいうちにお召し上がりください。

焼く前のパテは密閉容器に入れて冷蔵庫で1週間ほど保存できるので、事前に準備しておくといいでしょう。温めなおす場合は、スライスしたものを1枚ずつ150度で10分ほど焼くと、中までしっかりと温まり、サクサクとした食感になります。