KALDIで売ってるパルミットを使います。
カリフラワーのピューレの上には、シーフードの代わりに、スライスした柔らかいパルミット(ハートオブパーム)が乗っています。ピスタチオのカリカリとした食感が、クリーミーなピューレを引き立て、軽やかでありながらも魅惑的な味わいを醸し出しています。鮮やかなレモンとパセリで風味付けされた一皿には、穏やかな香ばしさが流れていて、何も知らずに食べた人は海の幸だと思ってしまうかもしれません。
パルミット(ヤシの若木の芯)を使った「帆立貝柱」は椎茸の風味が全くありません。椎茸粉は、野菜を引き立たせるためのスポットライトのような役割を果たしています。塩を上手に使ったときのように、味が濃くなるのではなく、いつの間にか何とも言えない美味しさになっているはずです。特に杉本商店の「九州産本格椎茸粉」を使用した場合は、ひとつまみの量で、きのこ風味で微妙なニュアンスを消してしまうわけではなく、丁寧に重ねられた素材本来の味わいをより一層引き立てます。
レシピ&写真: ハンナ・カミンスキー
オリジナルレシピ https://bittersweetblog.com/2021/06/28/tanmi/